屋根リフォームを検討されている方に多い理由として「普段見えない屋根の劣化が気になる」「屋根の色や雰囲気を変えたい」などが挙げられます。
屋根は常に雨風や太陽光にさらされ、紫外線の影響を大きく受けるため、外壁よりも劣化の進行が早くなります。また、屋根は皆様の大切なお住いの耐久性を保つうえで重要な箇所になります。、安心して長く住み続けられるように屋根リフォーム(屋根塗装、屋根の張り替え、屋根の重ね張り)をすることで劣化を補修することが重要です。
このページでは、屋根リフォームの目的や種類、よくある質問についてまとめてご紹介します。
目次
1、屋根リフォームを行う目的は?
屋根リフォームを行う目的は屋根の劣化を補修し、見た目を綺麗にするということです。
普段の生活の中ではなかなか屋根の全体を見ることはできません。
その為、多くのお客様が屋根の劣化状況を把握できていないのが現状です。
築年数がどんどんと経過してくると、「屋根が割れている」「屋根の塗装がはがれが気になる」「色あせが激しい」「雨漏りする」
など屋根の劣化が原因で引き起こされる症状が顕著に現れてきます。
皆様は屋根材の寿命をご存知ですか?
スレート瓦屋根:耐久年数15~20年(屋根塗装で寿命を延ばすことができる)
トタン屋根:耐久年数20年~25年(屋根塗装で寿命を延ばすことができる)
セメント瓦:耐久年数30~40年(屋根塗装で寿命を延ばすことができる)
ガルバリウム鋼板:耐久年数30~50年(屋根塗装で寿命を延ばすことができる)
日本瓦:耐久年数50~80年屋根材の寿命を考えることは家全体の寿命に繋がります。
屋根は皆様のお住まいを様々な外的環境から守ってくれているのです。
屋根リフォーム(屋根カバー、屋根の張り替え、屋根塗装)を行うことで劣化を修繕し、
本来の屋根の役割を取り戻すことができます。
最近は、夏の暑さ対策のために屋根に遮熱塗料や遮熱機能を持った屋根材を施工するようなリフォームも増えてきています。
住人が快適に過ごせる家づくりのために、屋根リフォームが重要視されてきているのです。
2、屋根リフォームの種類とは?
屋根リフォームには大きく分けて3つの工法があります。
1.屋根の葺き替え(張り替えとも言います)
既存の屋根材を取り外して撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。屋根をそのままそっくり新しいものに取り換えるため、屋根リフォームの中で最も費用がかかります。屋根材が寿命を迎えていて雨漏りが発生している場合や、ひび割れ・破損が目立つ場合、屋根のイメージを一新したい場合などにおすすめです。
2.屋根カバー(屋根の重ね張り)
既存の屋根材に新しい屋根材をかぶせる(カバーする)方法です。カバー工法の場合は葺き替えと異なり、既存の屋根材を撤去する必要がありません。そのため廃材撤去費がかからず、高額な費用をかけることなく屋根を新品の状態にできます。「短い工期で安く屋根リフォームがしたい」という方におすすめです。
3.屋根塗装(塗り替えとも言います)
既存の屋根材に塗装工事を行い、劣化を抑える方法です。上記2つの工法に比べて、費用を抑えることができます。10年に1回のペースで塗装を行うことで、屋根の劣化を防ぐことが可能です。しかしあまりにも劣化が進んでいる場合は塗装はできません。劣化状況を専門家にご相談することをおススメいたします。
3、屋根リフォームのよくある質問
屋根のリフォームを検討している方からよくいただく質問をまとめました!
Q.屋根塗装に使用される塗料にはどのようなものがありますか?
A.ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素樹脂塗料、無機塗料、遮熱塗料、断熱塗料があります。
それぞれ特徴や価格・耐用年数に違いがあるため、比較してみましょう。
Q.屋根リフォームが節電につながるというのは本当ですか?
A.遮熱や断熱効果のある塗料を使ってリフォームすることで、太陽光による暑さを和らげることができます。その結果、冷房の使用を減らすことができて電気代の節約につながります。
Q.スレート屋根のメリットを教えてください。
A.シンプルなデザインなのであらゆる住宅に合いやすく、軽くて加工も簡単です。対応できる業者も多いため、安心してリフォームを依頼できるでしょう。
Q.突然やってきた屋根の訪問業者に「屋根を工事しないと家が危険!」といわれ、屋根のリフォームをすすめられました。依頼しても大丈夫でしょうか?
A.訪問販売業者は利用しないことをおすすめします。不安をあおり、不要な屋根工事を強引にすすめてくる例も多いため、断るようにしましょう。地域密着で店舗を持った会社を選ぶことをオススメ致します。
Q.屋根のリフォームにかかる費用は、どの業者でも同じですか?
A.いいえ。業者によって差があるため、事前に複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみることをおすすめします。大まかな相場を把握したうえで適正価格でしっかりとした施工を行ってもらえる会社を選びましょう。